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イギリス旅行記4日目(ボービントン)

間が開いてしまったが,1日目2日目3日目の続き.

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この日はボービントン戦車博物館を訪れた.相変わらず周囲には何もない土地で,駅からの風景は田舎そのものである.

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こういう光景が全面にわたって広がっている.風景を見るだけでもなかなか美しい.

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さて,戦車博物館の中はこのようになっている.公式ホームページを見ると地図を見るとわかるが,WW2ブースや戦後ブースなどがあって,かなり広い.正直,写真で内部を紹介したブログなんかはたくさんあるので,詳細はそういうサイトを見てもらったほうが良いと思う.

続きはこちら.

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東側車両も鹵獲品や東ドイツからの流れ物が結構ある.実際に見てみると,砲塔基部は意外と内側にめり込んだ形になってるんだなあという感想.

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変わり種も結構あり,Sタンクとか

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AMX-13とか

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なんか揺動砲塔を装輪車に載せたゲテモノなんかが置いてあった.

うまく行った傑作車両だけでなく,試作機や駄作機も展示してあった.この博物館に限らず,試作機を博物館で保存して,その経緯を説明するのはイギリスの趣味らしい.確かに,試作機そのものがあまりうまく行かなくても,数多くの実験や試作ができるという余裕や技術力は誇るに値するものだろう.コメットの事故のあと,大々的な実験を行って疲労破壊についての多くの知見を得た例なんかは,その象徴だと思う.

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コンクリート製の装甲車(説明パネル曰く,「最もやけくそな設計」だそうだ)とか,

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牽引式の燃料タンク(これをつけているとバックが出来ない!)を始めとした,疑問符がいっぱいの装備もそれなりにある.

さて,この博物館で最も展示に力が入っていたと思うのは,ティーガー1である.

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このNo.131のティーガーは,連合国に最初に鹵獲されたティーガー1だそうで,難攻不落の恐怖の戦車であったティーガーを攻略する糸口となったらしい.防盾にあたった徹甲弾が車体上面を貫き,利用不能となって放棄された車両だそうだ.

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実際に見てみると,その跡が生々しく残っている.普通は車両を放棄するとき,ドイツ軍は(おそらく他の軍も)所定の作業を経て,車両が再利用されないように破壊する.しかし,このNo.131ティーガーはほぼ無傷で残ってしまったようだ.

イギリスはこれを手に入れたことを相当誇っているようで,この戦車がプリントされたTシャツやマグカップ等がおみやげとして販売されていた.また,最も恐ろしいのは,この車両が動態保存であることだろう.

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この博物館も,まだまだ未展示状態の車両が大量に置いてある.これからレストアに回されるのだろう.展示物がある建屋の隣に,Vehicle Conservation Centre という建物がある.ここには保存車両が大量においてある.

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おじさんがジョークを混ぜながら軽快に説明してくれる.「ここはConservation(保存・維持)センターと呼ばれているものの,何もConserveなんかしてない.偉い先生曰く『車両を劣化から防ぐ最良の方法は,使わずに,置いておくことである』とのことなので,使わずに置いてるわけさ!」というような.万事この調子で説明してくれる.なかなか面白かった.

やはり,保存や修理のために支出できるというのは素晴らしいと感じた.イギリスが日本と比べて財政的に余裕が有るわけではないと思うが,日本の博物館よりも,よほど展示内容が良いように思う.もちろん,イギリスが戦勝国だということもあるが,「敗戦国だから仕方がない」と言っているうちは「戦後」は終わらないだろうと思う……

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特にオチもないが,昼食と夕食の写真で旅行記はおしまい!


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