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イジェール語の変更点(関係詞の格)

本日の変更点は,結構大きな変更点なので記事にも纏めておこう.

  • 関係詞zeに格標示機能が追加された.これにより正しく関係代名詞となった.また,fom ze mareが「見た人」なのか「見られた人」なのか曖昧であるという問題も,fom zef mare 「見た人」,fom zu mare 「見られた人」と明示されることで区別が可能になった.
  • これに伴い,動詞の連用形は廃止された.元々,fom ze mare = fom maren, fom ze ref mare = fom res maren というように,属格と組み合わせてze節を代用できる用法があったが,これは廃止される.

元々,動詞の連用形を用意したのは,どんなに短い節でもzeを使わないと名詞を修飾できないためであった.日本語なら「見ることをする人」なんてわざわざ言わなくても,「見る人」で良いし,英語なら「a man who watches」なんて言わずとも,「a man watching」で良い.こういう手軽さがイジェール語にも欲しかった.

-enという連用形を用意して,その動作主を属格で表す方法自体は,日本語でも「神の怒りの日」とか,英語でも名詞に近い動名詞なら動作主を所有格で表すことはできるので,特別変わった方法ではない.しかし,イジェール語では-inが「~される状態の」という形容詞,-enが「~する」という意味で区別することになり,能動と受動の区別がiとeという母音ひとつで識別されることになる.これは聞き間違いやすく,ze節の曖昧さを回避するという本来の目的にそぐわない.

結局,「曖昧である」という問題が「聞き取りにくい」という問題に置き換わっただけで,何も変わらない体系では意味が無い.そこで,今回の変更に至った.

これで問題があるかどうかは,もう少し例文を交えて考えていくことにしたい.


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