Starlight Ensign

EvernoteからOneNoteに移行しようとしてやっぱりやめた話

タイトルの通り,OneNote側の問題が多すぎて挫折した.問題点はいくつかあるが

  1. ウェブアプリ,デスクトップPC,ストアアプリと3つに仕様が分かれており,それぞれできることが違う
  2. OneDriveと連携して同期を行うが,この連携がむしろ面倒さを増している
  3. そもそも同期がうまくいかないことが多い

という3点の問題が原因.

1.3つに仕様が分かれており,それぞれできることが違う

OneNoteにはウェブアプリ,デスクトップ用ソフト,ストアアプリの3つの仕様がある.例えば,既定フォントの変更はデスクトップ用でしかできない.OneNote2016は無料公開されているが,DLページは非常にわかりにくい.

OneNote

ストアアプリ版のOneNoteがインストールされていると,このページが表示されて,一見インストール出来ないように見える.自分はこの画面からインストーラのDLリンクを探すだけで1時間位消費した.また,64bit版と32bit版のOfficeは共存できないため,上の画像の「Windows デスクトップ」というところからDLできる32bit版をDlしてインストールするのが正解である.

2.OneDriveとの連携で面倒が増えている

OneNoteのノートは,OneDrive上に作成される.しかし,これがかなり曲者だ.そもそも,OneNoteではソフト上でノートを削除できず,エクスプローラ上でノートのファイルを直接削除する必要がある.

OneNote上での右クリックメニュー.ここから削除はできない.

OneNote上での右クリックメニュー.ここから削除はできない.

では,エクスプローラ上では削除できるかというと,実はこれもできない.エクスプローラ上で削除しようとすると,下の通知が出る.

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従って,Webアプリ版のOneDriveにアクセスしないと,ノートの削除はできない.面倒すぎる.

そもそも同期がうまくいかないことが多い

OneNote同期

見ての通り.同期がうまくいかないと,ノートの移動やコピーすらままならなくなる.

このあたりで流石に使う気が失せてしまった.何かの参考になれば.

お題:「キライ」

明らかにこの「キライ」ではない.

キライ

今回は「海の中っぽさ」を出せなかった点で,かなり悔いが残る結果だった.光の柱がいくらか表現できていれば,入射光のゆらめきが海の中っぽさを出せたのかもしれない.

「分析哲学講義」読了・紹介

【分析哲学講義:青山 拓央著】を読み終わった.以前から,ロジバン関係の話題で分析哲学や言語哲学についての話を目にすることが多かったため,分野としては気になっていた.しかし,この手の学問は入門書を探すのが難しく,どこから手を付けたものかと迷っていた.この本は,「分析哲学とは何か」から,現在もさかんに論じられるトピックについてをおおまかに知ることが出来る.個々の哲学者の詳細な意見にまでは触れられないが,基本的な考え方や,主要な哲学者の観点については十分に解説されている.

この本で触れられている分析哲学の主要トピックは,

  1. 「意味」とは何か
  2. 「心・意識」とは何か
  3. 「今」とは何か

の3点にまとめることができる.意味の話を突き詰めると言語哲学に接続していき,心の話を突き詰めると心の哲学に,今と時間に関する話を突き詰めると時間と時空の哲学に細分化していく.

自分のことを「理屈っぽい」と思う人には,おすすめできる本である.「哲学なんて馬鹿馬鹿しい,そんなものは不要だ」と考える人にも,一読の価値はあるかもしれない.哲学の価値についてコメントしたくなる人は,哲学に一歩足を踏み入れているからだ.「哲学なんてどうでもいい」と考える人よりは,哲学に近い位置に居るだろう.

科学に重きを置く人,特に工学よりも理論を研究する分野の科学者にとっても,これらの話題は重要であると思う.特に,「時間は過去から未来に向かって流れるものだ」という常識的な考え方が,数式や法則の解釈を誤らせる可能性については,心に留めておく必要がある.時間の話題ほど直接的ではなくとも,意味に関する諸問題は,科学において重視される再現性と連続している.一見対局に位置するように思われる哲学と科学だが,その領域は連続的につながっている.

巻末には参考文献や,本書の内容に興味を持った人が次に読むべき本についてまとめられている.入門書としては非常に良いものであると感じた.

C:S ADの導入とアップデート

Cities:Skylines のアップデートがあって,昼夜の概念が導入された.非常に美しい.そして,このアップデートとは別にDLC,AfterDarkが販売された.これによって繁華街を作ることができるようになった.

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美しさが増すと,ますますSimCityの立つ瀬がなくなるな……

イジェール語更新(主要格の定義変更,終了相の廃止)

本日変更を行った点の覚書.変更の原因や目的についても記す.

主要格の定義変更

主要格の定義を「主格,対格,与格,属格の4つ」から「主格,対格の2つ」に変更した.この変更の目的は,所有属格による動名詞の過剰な多義化を防ぐことにある.

元々,イジェール語における動名詞は所有属格と記述属格の双方で修飾することが出来る.所有属格によって修飾された場合,修飾している名詞は動名詞に対して主要格として振る舞うことが想定される.記述属格によって修飾された場合,修飾している名詞は動名詞に対して主要格以外として振る舞う.例えば,arka「怒り」に対して,re「私」を用いて,res arka「私の怒り」と,arka ren「私の怒り」の二種類の修飾が可能である.前者はarkae「(主格が対格を)怒らせる」に対する主要格として振る舞うので,res arkaは「私が怒ること」「私を怒ること」の2つの意味を持つ.arka renは「私のために怒る」「私のことで怒る」等の解釈が可能である.この例では主要格が4つであろうと2つであろうと差はないが,取りうる格が多いafe「(主格が対格を奪格から与格に対して処格で出格を出発地点として向格を目的地として)乗り換えさせる」等の場合,res afeの意味は「私が乗り換えさせること」「私が乗り換えること」「私に乗り換えること」と過剰に多義化する.また,この例から明らかなように,属格が主要格に数えられている意味は無い.これを防ぐため,主要格は2つとなった.

終了相の廃止

以前おかゆと話していて,イジェール語は相体系が後方側に詳しすぎるという問題を認識していた.これは,状態遷移動詞を中心に組み立てられたイジェール語の体系に対して,その遷移後状態の終了点を相で表すのはおかしいという観点での話だ.例えば,「立ち上げる」という動詞を考えると,「立ち上げ終わる」=「立ち上がった状態の開始点」であり,この辺りまでが自然な相対系であろうという話である.イジェール語では,更に後方側に「立ち上げ終わった状態が終わる」=「元の状態に戻る点」が-itteの終了相として実装されていた.

私がこの相をしばらく廃止しなかったのは,-itteraの完結相では,いつの間にか状態が元に戻っていることが前提となっていて,そこに違和感を覚えたからだった.終了点を明示する方法がないのに,終了してある状態を表す方法があるのは,対応が取れていないと感じたのだ.しかし,これは状態遷移の方向をひっくり返す接頭辞,am-を厳密化したことにより概ね解決した.通常の状態遷移動詞-eが0→1を志向する時,それを元に作られたam-eは1→0を志向する.こうしておけば,従来-itteで示されていた終了点は,am-etで表現可能である.

以前の相体系にはもう一つ問題が有り,日本語や英語における過去時制が,-itteに対応するのか-itteraに対応するのかが明確ではなかった.終わった点を表す場合は-itte,終わった後の領域を表す場合は-itteraとしていたが,そもそも時制がないので,終わった直後の点とその後の領域を指定できるマーカーはなかった.つまり,時間マーカーがないのに,時間によって-itteと-itteraを使い分けようとしていたわけで,矛盾した体系だった.この問題も,全て-itteraに統一することで解決した.完結相本来の「物事内部の局面を無視して,外部から動作全体が完結済みであることを示す」という意味と照らしあわせても,こちらの体系のほうが整然としていて運用しやすい.

以上の理由により,-itteの終了相は廃用となった.